火災保険の選び方

新婚生活と火災保険「生命保険だけでいいの?」

1 新婚さんの新しい暮らしに火災保険は必要?

結婚おめでとうございます。きっとこれからの生活に胸を躍らせていることでしょう。さて、新しい生活のスタートは保険の見直しのタイミングでもあります。しっかり者のあなたは、すでに生命保険の見直しをされているかもしれませんね。

では、火災保険はどうでしょうか?実は、住まいが変われば火災保険の見直しが必要になります。

2 そもそも火災保険は何を補償してくれるの?

火災リスク:火災、落雷、破裂・爆発による損害を補償します。

風災リスク:風災・雹災・雪災による損害を補償します。

水災リスク:大雨による洪水や土砂災害等を補償します。

日常災害リスク:盗難、水漏れ、建物の外部からの物体の衝突・落下(自動車が衝突した)等による損害を補償します。

破損・汚損リスク:上記に上げたリスク以外の、偶然かつ突発的な事故により生じた損害を補償します。

また、これらの損害に伴い発生する諸費用についても補償されます(臨時に必要となる費用〔臨時費用保険金〕や焼け跡の整理などに必要となる費用〔残存物取片付けづけ費用保険金〕、失火の際の近所への見舞金〔失火見舞費用保険金〕など。)
※火災保険は、「建物」にかけるか「家財」にかけるか、両方にかけるかを選ぶ必要があります。

例)
妻「自然豊かな川のほとりに住みたいの~きっとハッピーライフが待っているわ!」

夫「(川の氾濫がこわいな…いや新婚でそんなこと言ったら空気が悪くなる…耐えろ、耐えるんだ…)…うん、いいね!」

妻「水害による損害への補償がある火災保険に入ったほうがいいわね!」

夫「(あれ?意外と考えてくれてる!素敵!惚れ直した!)もちろん!!」

なんてこともあるかもしれません。

【賃貸の場合】
新婚さんですと、まずは賃貸で新しい暮らしをスタートする方が多くいらっしゃると思います。そんなあなたには、「家財保険(火災保険を家財のみにかける契約をする)」と「借家人賠償責任保険」に入ることをお勧めします。

家財保険は、建物内部に収容されている家財(家具、家電、書籍、衣類、CD、DVDなど)にかける保険で、家財や現預金の盗難も対象になります。また、被害にあったとき使えなくなった家財を片付ける費用も補償されます。

借家人賠償責任保険は、借りている部屋が不慮の事故で破損してしまい大家さんに対して損害賠償責任を負ったとき、保険金が支払われます。家財保険の特約として契約します。

3 正直お金、節約したい……

新婚生活、実際お金がかかる…
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そんなあなたに保険に関するお得情報をお届けいたします!

①長期契約がお得!?

火災保険の保険期間は、1年間から最長10年間で設定できます。(建物を保険の対象としない家財のみの契約の場合は、保険期間の制限があります。)

それぞれについて見ていきましょう。

まず、長期契約の特徴としては、割安であるという点です。

【年間保険料が50000円の場合の長期係数の例】
保険期間3年→50000×2.7(長期係数)=135000円(1年契約を3回更新150000円)

保険期間5年→50000×4.3(長期係数)=215000円(1年契約を5回更新250000円)

保険期間10年→50000×8.2(長期係数)=410000円(1年契約を10回更新500000円)

このようにかなりお得になります。また毎年更新の契約手続きをする手間がないのですが、一方でプランを見直す機会がないというマイナス面も持っています。

次に1年間契約についてみていきましょう。

長期契約とは反対に、プランの見直しを頻繁に行うことが出来ます。新商品が発売されたり、既存の商品でも補償の内容や保険料が変わることがあるため、これにすばやく対応できるのはこちらかもしれません。

マイナス面として挙げられるのは、長期契約より保険料が高くなることや、月払契約などで口座振替不能が続くと事故の際、免責となることがあることが挙げられます。

お金の面では長期契約がお得と言えます。また、気付かない間に契約期間が終わっており、ちょうどその期間に台風が来てしまった…なんてことも防ぐことが出来ます。

②前に入っていた保険の保険料が返ってくる!?

前にお住まいだったお家にかけていた火災保険は解約しましたか?実は、契約途中で解約すると、残りの契約期間分に対して支払った保険料は返ってきます!

保険会社または加入手続きを行った保険代理店に連絡をすると、郵送で解約に関する書類を送ってもらえます。

必要事項を記入し、返信用封筒に入れ送り返すことで解約手続きが完了します。その後、残りの契約期間分に対して支払った保険料が、あなたが指定した銀行口座に振り込まれます。(※残りの契約期間が一ヶ月未満の場合は、保険料が返金されません)

こちらから保険会社や保険代理店に連絡しなければ、お金は返ってきません。

また、不動産会社経由で保険に加入したという場合でも、不動産会社からは火災保険を解約できるという説明はないことがほとんどです。

解約してもお金が返ってこないと思っている方が非常に多く、実にもったいないです。もらえるものはもらってしまいましょう!

③建物と家財、補償をカスタムして節約できる!?

先ほどもお話しましたが、「建物」と「家財」にはそれぞれ異なる補償をかけられます。必要のない補償を外して、節約したり、地震保険に資金にまわしたりすることができます。

例えば、物件が高台に建てられており、水害のあまりない地域にお住まいでしたら、「水災」の補償をはずして設計すると、保険料を抑えることができます。

4 未来を夢見て…

今は賃貸住宅に住んでいるけれど、いつかはマイホームに住みたい!お子さんと賑やかな家庭を築きたい!夢は膨らみますね。

そんなときにも保険の見直しは必要です。賃貸から持ち家に変更すると、借家人賠償責任保険は必要なくなりますが、家財だけでなく建物に保険をかける必要が出てきます。

住宅購入直後はローン残高も高額ですし、貯蓄も多くあるわけではないでしょう。だからこそ、予想できない災害に備えて手厚い補償がある保険を検討するのが安心ですね。地震保険にも加入しておきたいですね。

お子さんが誕生して家族が増えると、家財も増えます。

そんなときは、家財にかける保険を手厚いものに変更するよう見直しましょう。

最後に…

生活が変わったときが保険を見直すタイミングです。あなたの新しい生活が幸せなものになるよう願っています。まずは保険を一緒に見直してみませんか?

お電話で火災保険の資料請求・お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-183-183【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)

この記事を書いた人

菅原 里紗

株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント